また子どものころの話
祖父の手の指は関節が膨らんでいました。
全ての指とその関節が堅く張ったようになって曲がったままになっていました。
手は茶色くて大きく、しわしわでしたが、関節だけがごぶのようになっていました。
祖母の手も同じでした。そして母方の祖母の手も。
幼い私が痛くないかとの聞くと、痛くないとの事。
曲がった指を伸ばそうとすると、痛いからやめろと言いました。
何故か聞くと、たくさん働いたからだとの事。
おかいこでたくさん働いたから‥‥
‥‥‥‥‥‥
私が大人になって、ある日
病院の待合室で、あるおじいさんの手の指が節くれ立っているのを見ました。
たくさん働いたんでしょう、と聞いたら
そうだよ、現場でレンガなんかをたくさん積んだんたんだ‥‥
少しだけ得意そうに教えてくれました。
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